| 大天井岳 おてんしょうだけ 2922b 1997.9.23〜27 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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昨日は一ノ沢から常念岳に登り、常念小屋に泊まった。今日は、常念小屋から横通し岳、大天井岳を経て槍ヶ岳へ、槍岳山荘に泊まる。そしてキレットを通って
涸沢ヒュッテに泊まり、3日後に上高地に着く予定だ。 常念小屋 6:45分出発。すぐ、横通岳の登りとなる。 振り返って朝日の中の常念岳を眺め、赤いトタン屋根の常念小屋が見えなくなると、 横通岳も登り終わる。回り込んで東天井岳へと向かう。風もなく、暖かい朝日に迎えられての緩やかな縦走路。雲がわき上がっている東鎌尾根を見、 また今日も槍ヶ岳周辺に雲がまつわりついているのを残念に思いながら東天井岳で グルリと景色を楽しむ。気持ちの良い道は大天井岳まで続く。ガスが出てきた。大天荘小屋が見えてきた頃から、ガスが広がってくる。濃霧の中、大天井岳9時40分到着。 |
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| 横通岳の登りから常念岳を見る | 東天井岳へ向かう | 大天荘小屋が見えてきた |
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| 大天井岳山頂 | 喜作新道を進む | 雲の中から大天井岳が姿を現した |
| 槍岳をはじめとして素晴らしい展望を期待していたが、山頂標識の写真を撮っただけで下山。大天荘に戻り30分程休み、いよいよ槍ヶ岳へ。大天荘から大天井ヒュッテへの緩やかな登り。ヒュッテの前を通り、喜作新道を進む。所々で雲がきれて、辺りの景色を見せてくれる。大天井岳が雲の中から見え隠れしており、 そして一瞬パッと姿を現す。尾根道の縦走路は楽しい。雲が流れて、見晴らしの良い所に陣取り、日向ぼっこをしながら昼食。尾根道には幾人かの人が歩いており、昔からの知り合いのように話し込んだりする。 |
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| 常念小屋から大天井岳へ | 西岳山荘 | 西鎌尾根をゆく |
| ヒュッテ西岳に12時30分到着。 西岳からは、鉄ハシゴを下り、クサリ場を通過、水俣乗越に出る。ここが最低鞍部。やがて、クサリ場、二段ハシゴ、鉄ハシゴと通り抜け、ヒュッテ大槍の小屋が見えてきた。突然、雲の中から槍ヶ岳が見えた。見えたのではなく、飛び出してきたと言う感じ。ビックリした。 岩稜の向こうに槍ヶ岳の穂先だけが見えたのに、槍の穂先はドンドン大きくなって迫ってくる。絶景に感動する。左下には殺生ヒュッテも見え出し、 最後の岩場をジグザグ登ると、赤い屋根が見えてきた。常念小屋から9時間余り歩いて16:10分槍岳山荘に到着。小屋は超満員だった。食事の順番も3回目で呼ばれる。 |
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| 槍ケ岳が見えてきた | 槍ケ岳山頂 | 槍ケ岳から穂高連山を望む |
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翌朝、槍岳山荘を 6時49分スタート。槍の最後の頂きには、たくさんの人が登っていて、クサリ場の順番を待っている間、昨日歩いた東鎌尾根や大天井から常念岳への稜線を眺める。2〜3分でクサリ場の順番が来て、ハシゴを登る。剣岳より長いクサリ場も苦なく乗り越え、25分で山頂に到着。
山頂は凄い!20〜30の人がひしめきあっている。 下から見上げる槍ヶ岳の穂先はとても狭く 2〜3人しか立てないと思っていたが、以外と広い。周りは絶壁なので、皆、慎重に中腰になって移動している。 穂高が、野口五郎岳が足元にひろがり、北アルプスの360度の大パノラマ。これから、あの遠くに見える穂高まで行くのだと思うと、感激と満足感で一杯になりながら、槍ヶ岳を下りる。 |
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| 槍岳山荘 | 大喰岳山頂 | 南岳山頂 |
| 槍岳山荘 8:00出発。 いよいよ、キレット、北穂高そして涸沢へと長い縦走路を行く。あんなに良い天気だったのに,
飛彈乗越に下る頃から小雨がぱらつきだし、南岳に着いたときには、
強風と大雨ですごい天気になってきた。一面の霧でTm先がボーッとしか見えない。南岳小屋の中に避難する。小屋の中には10人位の登山者がいた。何組かはこのまま戻ると云っているが、夫はこのまま進むと言う。 凄い風で恐ろしく、気持ちを引き締め、いよいよキレットへ向かう。幸い、雨が小降りになり、気が付くと風も穏やかになっていた。 ハシゴやクサリ場を抜け、「飛騨泣き」が難所と聞いているので、 それがどこだと緊張して岩場を登ったり下りたりしているうちに、 通り抜けたらしい。さっきの所がそうだと聞いて、一生懸命歩いていたので、どこがどこだかわからないうちに、目の前の岩壁も登り切って、北穂高小屋に着いてしまった。 |
| 小屋には14時20分到着。いつの間にか、雨もやんで、薄日も差し、振り返って、切り立った岩稜の尾根路を眺め感無量。ホッとしたせいか空腹に気が付き、小屋のテラスで昼食。30分程休憩していると、空模様がまた怪しくなってきた。急いで、涸沢に向かって下り始める。
黒い雲が滝谷の方から沸き上がってきて、雨が降り出してきた。そして、
すぐ本格的な雨になった。北穂から涸沢まで遠い事。濡れた岩石は滑りやすく、やっとの思いで涸沢ヒユッテに着く。
16時30分到着。雨はドシャブリになっていた。ヒユッテでは、ストーブがガンガン燃えて、疲れもフッ飛んだ。 翌朝は雪になった。7時34分、涸沢ヒュッテから下山開始。雪はミゾレになる。本谷橋を渡る頃から日が照りだし、 暖かい日差しの上高地には12時20分到着した。緊張感を持って歩いた一ノ沢から上高地までの長い縦走路も終わり、偉大なる自然 に包まれて、足はとっても疲れているのに、心がやさしくなるのを感じながら、バスを待った。 |