笈ヶ岳 おいずるがだけ 1841b 2013.4.28


4月25日中宮温泉までの道が開通するとのことで27日に登る予定で来たが最悪の天気。雨と強風のうえ寒く、山は雪が降っているという。 登山口となる中宮温泉手前の白山自然保護センター中宮展示館まで様子見に行くと、他にも様子見に訪れている人が2人いた。 夏道がないためこの時期しか登ることが出来ないうえ標準歩行10時間以上と書いてあり、 それなりの覚悟で臨む笈ヶガ岳だ。停滞していた1日も緊張気味だった。

翌日28日は快晴。5時前に白山自然保護センターの駐車場に到着。 駐車場は満車状態で上の駐車場に空きを見つけて止めることができたが、混んでいるのでびっくりした。 上・下の駐車場に30台位駐車しているのですでに50人近くの人が登っているようだ。 4時50分出発。 明るくなった遊歩道を緩く登って行くと小尾根を抜けるトンネルがあった。 その先にあるスノーシェルターを抜けると野猿観察施設のあるジライ谷に着いた。

ここで沢を渡って左岸の急登がいきなり始まる。木の根・岩角を掴んで登る。ルートは多くの登山者が入っているので、踏み跡はっきりしている。 急登危険箇所にはトラロープが設置されている。急登が延々と続き尾根に取り付いて約50分、 大岩の横を通過し、更に約40分で、1271mの尾根筋に出ると、白山が後方に樹林の間から望むことが出来た。
このあたりから雪がビッシリで雪の上を歩くことになるが先行者が踏み固めた立派なトレースができていた。

登りは冬瓜山経由で帰りには冬瓜平を通る予定できたが1450mを過ぎたあたりからトレースがおかしい。 暫くトレースを辿ったが冬瓜平に向かっているようなので直登して尾根上を目指そうと夫が言う。 雪がよく締まってトレースを外れても靴はほとんど潜らずに歩け、尾根上には踏み跡があった。 殆どの人は冬瓜平に向かったようだ。冬瓜山の手前までくると、7〜8人のツアーグループが岩場の斜面を枝に捕まりながら苦労して登っているので待たされる。
そこを登りきり冬瓜山山頂に到着。冬瓜山山頂からの展望は素晴らしく、前方に気品のある姿の笈ヶ岳、後を振り返ると白山の端正な姿だ。 山頂のナイフリッジ10m区間は昨日の新雪を被っていたが、簡単に通過出来た。

このグループを追い越すと足跡は寂しくなり1〜2人の足跡のみになった。シリタカ山を目指し冬瓜山斜面を下る。 鞍部からシリタカ山の斜面を登っている先行者2名が見える。ひと登りで広々とした樹木の全くない展望抜群の雪原状のシリタカ山山頂に到着。 山頂からは前笈ヶ岳の斜面を登る人が見えた。冬瓜山からシリタカ山までは30分ほどで、意外に早く着いた。 あとは笈ヶ岳までの最後の登りで登山口から5時間9分かかって笈ヶ岳に9時59分到着。

山頂からの景色は360度の大展望。素晴らしい天気に1日待った甲斐があったとうれしい気持ちで目の前の大笠山を眺める。 大笠山にもいつか登りたいので、3時間もあれば大笠山まで往復できそうで行きたい気持ちが山々だ。だが下りのことを考えると体力がもたない。 山頂は狭いので、山頂直下で休んでいる幾人もの登山者と一緒になって休憩。30分程休んでおにぎりを食べ、 下山は冬瓜平経由なのでシリタカ山手前から冬瓜平に向かった。 1000b辺りから雪がなくなってトンネル付近にはカタクリやスミレが咲いていて、 やっと笈ヶ岳登頂が終わったと安堵しながら登山口14時28分到着。
まず沢を渡り 急登が終わる頃大岩が現れて
急登のあとコブからの白山 冬瓜山手前1450m付近からトラーバスのトレース
冬瓜山のリッジ 冬瓜山への急登
シリタカ山へ 笈ヶ岳を眼前に見ながら
前笈ヶ岳の登り 笈ヶ岳山頂
山頂から大笠山 山頂直下の台地で休憩している登山者
シリタカ山手前のコブから冬瓜平へ下る 冬瓜山北斜面を望む
冬瓜平 トンネル付近でカタクリの群落




中宮展示館登山口 4:50 笈ヶ岳山頂 9:59〜10:30 中宮展示館登山口 14:28