武甲山 ぶこうさん 1,295m(三角点)・1,304m(最高地点) 2010.1.14




横瀬駅構内よりの武甲山

西部秩父線で横瀬駅辺りから武甲山を見て、頂上まで石灰岩が採掘されて山肌が白くむき出しになった武甲山に驚いた。一瞬山が無くなってしまうのではないかと思った。反対側の登山口、生川まで行くとそんな心配はなくなり、頂上まで続く杉林の深山の雰囲気の登山道だった。

ダンプの往来のある工場群を過ぎ、林道に入って鳥居が見えると奥に駐車場があった。怖い顔の狛犬さんの下には壱合目の道標があり、広々とした駐車場は新しく、出来たばかりのようだ。今日の天気予報は雪で、この冬一番の寒さという。9:15分スタート。渓流沿いの細い山道は養魚場の間を抜けると8丁目になり、熊出没注意の札がぶらさがっていた。ここからはセメント舗装の急な登りで15丁目まで行くとやっと本格的な登山道になった。手入れされた杉林の中の道は歩きやすく、18丁目になって不動の滝の水場に到着。
登山口(一丁目) 15丁目辺りから登山道らしくなる 不動の滝
登山道脇の祠(大正4年建立) 杉の大木の広場(32丁目) 急な階段が続く

鬱蒼とした杉林の登りは何の展望もなく、もくもくと登って古い祠を眺めると広場に出た。樹齢4〜500年以上という立派な杉の大木があり、頂上まであと60分の看板が立っていて、標識は32丁目で頂上は52丁目。又、厚い凍った霜柱が時々露出している杉林の道が、えんえんと続く。左に雑木林が現れて山稜がわずかに見え、武甲山山頂と橋立方面の分岐点に出た。右の方には木立の奥に鳥居が見え、武甲山頂上の御岳神社に到着。なんだかあっけなく頂上に着いた感じだ。

神社の裏手にまわり、つきあたると第一展望があり、武甲山山頂の小さな標識と風景指示板があった。周りをぐるりと柵で囲まれているが、見下ろすとスパッと山頂直下から掘削された山肌が痛々しい。遙か下にはショベルカーの動きが小さく見え、うなる音も聞こえる。 武甲山は三角点と最高地点の場所が異なると聞いていたので、まずは柵の上の最高地点(1304b)で写真だけ撮らせて頂く。ここから秩父の山々の展望はすばらしい。そして第2展望台へ行き三角点の場所を探したが見つからなく、やっと鐘突堂裏に三角点(1295b)を見つけた。天気が今にも崩れそうなので休まず、そのまま下山。 登山口が近くなると雪が降ってきた。12:55分駐車場着。

山頂広場の奥に御岳神社(52丁目) 御岳神社の社殿 第一展望台
展望台からの景色 展望台上の最高地点 武甲山三角点

=国土地理院の発表内容=
1900年(明治33年)の測量では標高は1,336メートルを記録したが、 山頂付近も採掘が進められたために三角点が移転させられ、 1977年(昭和52年)には標高1,295メートルとされた。
2002年に改めて三角点周辺を調査したところ、 三角点より西へ約25m離れた地点で標高1,304mが得られ、 これを武甲山の最高地点と改めた。 (国土地理院の発表日時:2002年11月8日)。


登山口(一丁目) 9:22 頂上着 11:20 頂上発 11:45 登山口着 12:55