増毛山地の最高峰。日本三百名山・二百名山でその大きな山容は札幌からも良く見え、一等三角点の山でもある。山名はこの山が暑寒別川の源頭に位置することに依る。 ショカンペツはアイヌ語で(滝の上にある川)を意味する。
花の百名山にも選ばれていて、6月中旬から7月には、山頂一帯にお花畑が広がり、マシケゲンゲ、マシケオトギリなど固有種
も見られる。
その他、、
エンレイソウ、エゾイチゲ、ハクサンイチゲ、シナノキンバイ、マイズルソウ、ウスバスミレ、サンカヨウ、ツバメオモト、シラネアオイ、ハクザンチドリ、
ゴゼンタチバナ、エゾイブキトラノオ、ショウジョウバカマ、ミヤマキンバイ、チングルマ、チシマギキョウ、エゾシオガマ、
イワイチョウ、ミネズオウ、エゾツツジ、エゾリュウキンカ、チシマフウロ、オオバキスミレ、コケモモ、
エゾシオガマ等が見られる花の名山。
増毛町箸別より箸別川に沿って舗装された道を15`ほどで登山口に着く。
暑寒別岳箸別コース登山口には駐車場の脇に箸別避難小屋が建っている。
駐車場で登る準備をしている間も虫が五月蠅く、防虫スプレーを充分にかけたが、それでも2〜3箇所虫に刺された。
一〜十合目の標識もあるが、高度を基準にしているようで間隔は一定ではないようである。
登山口からかなり上までタケノコ取りの人も入っていて、路傍には立派なタケノコで満杯の袋とラジオが置かれている。
やがてダケカンバとミズナラが多くなるが相変わらず根曲がり竹の路を緩やかに高度をあげて行く。五合目を過ぎたあとの急登を過ぎると森林限界を抜け笹原の向こうに七合目先のコブが見えてくる。
七合目から視界が開けてきて単調な登りも終わり、暑寒別岳山頂まで素晴らしいお花畑が続く。
雪が溶けたばかりで、雪渓も残っていて、その上部はシラネアオイ・エゾノハクサンイチゲの群落の中に路は続く。 |