一日目
11::10 625m 14:20
13:10 774m 12:50
14:00 テン場 12:20
二日目
6:20 テン場 11:50
9:20 頂上 10:20
登り 6時間00分
下り 3時間30分
テン場より15分ほどの地点よりの下ホロカメットク山

上ホロカメットク山と境山を挟んで十勝連山から離れて対峙する均整のとれた美しいコニーデ形ではあるが、 頂上部に噴火口跡は見あたらない山。
ホロカメットクはアイヌ語でホルカ・ナイ・エトック=「後戻りする川の水源」やホルカ・メトッツ=「逆さ川の山奥」に 依り、河口と反対向きに流れる川の奥にあることを意味すると言う。

今回は十勝川の源流部から登る。林道の雪が溶けて奥まで車を乗り入れることができる頃には山の雪も剥げてしまう。 長い林道歩きで雪山を楽しむか,登山時期の選定に一考を要するコースである。

トムラウシ温泉への途中、十勝川に架かる曙橋より左折して、シイ十勝川に沿った林道に入る。 左折地点の反対側(右折方向)は沼ノ原温泉(ヌプントムラウシ温泉)方面へのヌプントムラウシ川沿いの林道で大きな案内板がある。

曙橋より9.3km程入った奥十勝橋の手前610m程の所迄車で入ることができた。(途中一箇所路上に雪崩れた雪の除雪をして)。 林道は雪が途切れていてスキーの脱着を10回以上繰り返し漸く774m地点に到着する。

774m地点からは雪で、深い針葉樹林帯に林道だけが真っ直ぐに開けているところを50分程歩いて860mあたりを今夜の宿とする。

テン場付近 登りの途中から境山


テン場から目指す山は良く見えないが15分も歩くと良く見えるところがあった。この先また深い針葉樹林帯で見通しは利かなくなる。 平地のような緩い傾斜の中に林道を横切り、まもなく尾根にぶつかると、尾根筋を辿る。

1120mあたりから進路を左に変え1285m標高点を目指す。尾根筋を忠実に辿ると1400mあたりからハイ松が顔をだし始め 進路の訂正を余儀なくさせられる。だんだん傾斜もきつくなってくる。スキーの腕と雪質と相談しアイゼンに履き替える。 最後の150mほどは雪は無く、低いハイ松等植生が顔をだしている。 雪が消えたばかりで地面は堅く凍結している。


頂上からは十勝連山がトムラウシ山あたりまで良く見え、目の前の境山の雪はかなり剥げている。
頂上部

富良野岳        三峰山             上ホロ     境山           十勝岳


ルート図





下ホロカメットク山 しもほろかめっとくやま 1668m 2008/04/17〜4/18 天候: