リビラ山は、中日高主稜線の西方に位置する山で,リビラはアイヌ語で(高い崖)を意味すると言う。
厚別川を辿り樺司山(1111mピーク)経由のルートで出発。
厚賀より道々208号(比宇厚賀停車場線)で北上し、比宇を過ぎると道路は71号(平取静内線)に変る。
厚別川に架かる里平橋の手前にあるコスモ石油で右折し(厚賀から、ここまで18.8km)、
左に里平小学校を過ごした正和地区の登り坂の二股(コスモ石油から、ここまで6.5km)を左折し、
その先でT字路を左折(右は大滝方面)し道なりに5.6kmほど進んだ地点に「ヌモトル」林道入口がある。
又、コスモ石油で右折せず、左折して、 71号を厚別川沿いに北上し、新和地区から右折し、
前記道路の先に出て「ヌモトル」林道入口に行く通路も考えられる。
厚別川を遡上する「ヌモトル林道」の入口には一般道に面してダルマ鍵のかかったゲートがある。
鍵は森林管理局より借りることができ、(鍵の貸出は融雪後の林道状況確認から10月まで。鍵がない場合、林道歩きは往復で2時間を要する)
入口には「ヌモトル」の表示がある。
林道を厚別川沿いに進むとゲートより林道終点まで3.4kmほどで標高320mの林道寸断地点に至る。
地形図に表示されている林道は崩壊していて使用できない。新しい林道はこの先も続くが、
この場所が2〜3mほど深くえぐられ寸断されてれいる。新しい林道を暫く歩き、林道終点から入渓する。
沢はスッキリしていて歩きやすい。水量は少なく登山靴で渡渉を繰り返し遡行すると、特徴のあるC430m二股に至る。右からは地形図に林道のある沢が合流し、古い林道も見えていて、合流点には小さなインゼル(中島)を見る。左手の沢を進み真っ直ぐに樺司山(1111m標高点)を目指す。次第に沢も細くなり広い斜面の疎林帯の中には獣路があちこちに見られようになる。草丈は低く、この時期はどこでも歩くことができる。標高765mあたりで右へ少しトラーバスし右手の小さな尾根に乗る。ポイントはこのトラーバス路に入ることで、ピンクのテープもある。ここから登山路が始まる。足首ほどの笹の路を進むと、次第に笹丈も背丈ほどになるが、路は苅分られている。急な箇所にはロープも設置されている。急勾配の上、
足元が滑るので意外と時間がかかる。樺司山(1111mの三等三角点名)頂上は笹が広く払われ、対岸に目指すリビラ山が枝越しに見えている。
樺司山から60mほど下ると大滝側からの登山道を合わせリビラ山山頂を目指し真っ直ぐに登山道は延びている。
山頂には2つのコブがあり奥のコブがリビラ山山頂。
晴れていると日高山脈の展望も楽しめるのだろうが今日は生憎のお天気で新冠ダムの上にイドンナップが裾を見せている。
向かいの山とのコルに小さな池が見えている。
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