オコタンペ山 おこたんぺやま 968m 2009/4/11 天候: 登り: 1時間10分 下り: 1時間

オコタンペ湖の側にある山で漁岳から南東へ派生する稜線上の小ピークで、一般的にオコタンペ山と呼ばれている。

オコタンペの 源名はオコタヌンペ(川口に村のあるもの=ものは川を指している) で『夕張日誌』 にはオコタヌシヘツ(川口に村が幾つも在る川)との記述もあるが、 短縮されオコタンペとなった。

この山の三等三角点名も大丹別山でオコタンペに由来する。
オコタンペ山


友人と二人の山なので車一台を漁岳林道入り口付近に置き、 オコタンペ湖への道々脇から登り 漁岳林道側に下る周遊コースを登る。閉鎖されているオコタンペ湖側を抜け 奥潭のへの道々を辿る。 道々は除雪作業の真っ最中で舗装の上を歩く。道路右手脇に尾根が出てきたところから取り付く。 先行者がいるようで取り付きの急な斜面にはステップが刻まれている。 これを使わせていただき楽な階段登りで、尾根筋に乗ると比較的傾斜も緩くなり背後には恵庭岳の岩峰が頭を見せている。
間もなく雪庇をつけた頂上手前の880mピークが見えてくるが、 ピークは踏まず790mあたりが緩やかな斜面となっているので、 この緩やかな斜面をトラーバスしてコルの先に出る。ここから頂上までは斜面に亀裂も見られる急な斜面だ。 まだ気温も上がっていなく雪も落ち着いている。先行者の足場でこの急な登りも楽に登れたが、 雪が緩んだ時には登りたくない斜面だ。

頂上からは向かいに漁岳がデント構え、丹鳴岳から漁岳に続く山並み、眼下には白く凍結したオコタンペ湖、 支笏湖は恵庭岳の陰で端が少しだけ見えている。

下りは頂上から北に伸びる尾根を辿る。この尾根には東側に雪庇が発達しているが このところの暖気で亀裂が入ったところも見受けられる。 抜かりそうなところは避けるように注意しながらつぼ足で下るが、 時折ズボッと膝上まで埋まる。 C811で尾根は二手に分かれているので東側の尾根に入り250mほど下って林道に到着する。

今日は土曜日・沢山の人が漁岳に向かっているようで林道は踏み跡で埋まらない。 カンジキを持参したが結局、 使うことなくしてつぼ足で歩けた。

オコタンペ山を眺めながら尾根の取付へ 登り始めの斜面 振り返ると恵庭岳が
頂上から凍結したオコタンペ湖 頂上から漁岳 下りの北尾根

オコタンペ駐車スペース 9:45→頂上着 10:55 ・ 頂上発11:30→漁岳林道入口 12:30 
ルート図