ルスツスキー場にあり、冬にはリフトで頂上まで登ることができる一等三角点の山で、「日本の山岳標高1003山」にも選ばれている山である。
貫気別川の水源にこの山が位置することに依る山名で、貫気別はアイヌ語でヌッケペツ(濁り川)を意味するという。
平取町にも同名の山がある。スキー場ではこの山をMtイゾラと呼んでいる。
イゾラの名称はフランスにあるスキー・リゾート地のイゾラに依るのであろうか?
イゾラはリグリア語で「草で覆われた斜面」を意味すると言う。
国道230号線で留寿都村の泉川から登延頃川沿いの道を旭野方面へ向かう。【登】地区から登延頃川に架かる橋を渡り、岩山の川に沿った林道に入る。
ここは冬季除雪の最終地点で、冬の竹山はここから登り始める。 舗装されている立派な林道は竹山の尾根を登って行き、舗装が切れる695m地点で林道と分かれ、
右側のK田林道に入る。K田林道も保守管理が行き届いるので安心して走れる。
林道は竹山を巻きながら貫気別山方面へ向い、重兵衛沼の手前、標高740m地点でスキー場の管理道路が右側に出会うので、
この作業道に入る。 シーズン前の点検・整備のためなのかゲートが開いている。土曜日で天気も悪く作業はしていないようで、そのまま作業道を辿る。
深いガスで視界が利かずゆっくりと走る。うっすらと雪を被った作業道で、 轍を外して走るが時折轍に填ると轍はツルツルに凍結していて尻が振られるので、
車を止めて歩こうと思うがUターン箇所が見つからない。
ゲレンデを3本渡る手前に駐車箇所が見つかったので3本目のゲレンデを登る。ここ810mから頂上まで190m弱の登りである。尾根上のコブ、 イゾラ第4リフトの終点から10mほど
緩やかに下って高度差120mを登ると深いガスの中前方になにやら黒い影が見えてきて、近づくと頂上のリフト小屋であった。
小屋の東側には鉄塔があり、その鉄塔の南10mほどの処に一等三角点、点名「風防留山(ふうふぉるざん)」があった。
晴れていると360度素晴らしい展望なのであろうが生憎の深いガスの中、頂上を後にする。 |