信砂岳は暑寒別山群から東側に派生する尾根上にあり、山頂部が台地状になっている山である。
山名は信砂川の上流にこの山が位置することに依る。
信砂は(ヌプサペツ=野の傍らの川)を意味すると言う。この川筋から石狩川方面に抜ける通路(ルウクシヌプシャ=
路が通っている信砂川)が古くからあったようである。
国道275号で北竜町「和」から道々94号「稲田−増毛線」へ入る。 恵岱別ダムからヘアピンカーブを過ぎて 御料峠となる。
峠から約3.2kmで共栄橋。
共栄橋を渡った先の路傍に駐車。そこから562m標高点から伸びる枝尾根を目指す。(共栄橋の脇にある尾根は西仁奈良
からの尾根で、登る尾根は共栄橋の先,天竜橋の近くにある)
できるだけ登り返しがないように沢形をC400mまで詰めてから右手の小さな尾根を伝い562mからの尾根を目指す。
隣の尾根上の最高点【西仁奈良: 831.7m】が白く輝いて迫ってくる。尾根上に乗ると疎林の中を緩急を何回か繰り返し700mから
最後の急登を終え、疎林帯の大雪原を真っ直ぐ頂上を目指す。頂上が近づくと前方に一段小高くなった丘が見えるようになる。
その丘の上が頂上であった。
近くの恵袋岳ははっきり見えるものの、暑寒別岳方面は雲に覆われ暑寒別岳の下部だけが見えている。 |