七ツ岳 ななつだけ 957m 2010/9/6 登り: 1時間40分 下り: 50分




知内町、上ノ国町、福島町の境にある山で東北東2.5kmに親岳、東南東2.5kmに馬岳など7座の盟主としての山名で、 近くには大千軒岳がある。 七ツ岳、七山、七ツ森など同じ理由に依る山名は全国各地に見られる。 登山口へは上ノ国町にある湯ノ岱温泉(炭酸水素塩泉の掛け流しで下山後にお勧め) の奥に伸びる上の沢林道へ入る。9km地点に林道ゲートがある。 ゲートの鍵はダイヤル式で厚沢部町にある檜山森林管理署から開鍵番号を聞かなければならない。 鍵のダイヤル番号は、前もって電話にて連絡をし入林許可願いを提出する必要がある。 今回は入林許可申請書をFAXで送信して、ダイヤル番号を教えていただいた。

ゲートからさらに9kmほど走ると、標高670m地点に第一駐車場がある。 登山道は2コースあり、この第一駐車場が出発点の東コースと第一駐車場の先にある第二駐車場が出発点の西コースがある。
(東コース:2590m:第一駐車場 →260m 七ツ岳大沼→850m 合流点→1480m 山頂) (西コース:2400m: 第二駐車場 920m→合流点 → 1480m 山頂)

ゲートの鍵を開ける頃に急に雨が降りだし雨具を着てダイヤルを回すも、雨でダイヤルが渋くなり回しづらく、 漸く番号を合わせたら先の番号がずれていたりして苦労して鍵を開ける。 鍵が開いた頃には俄雨も止み、駐車場が近づくにつれ林道の勾配もきつくなり先の尖った 砕石が敷いてありパンクが怖いので慎重に運転する。

登山コースの案内版が設置された広い第一駐車場 (標高 670m)より七ツ岳大沼を経由する東コースで出発する。 5分ほどで七ツ岳大沼の畔に出ると沼を半周して稜線の西側にとりつき稜線を目指して急登が始まる。 登山路は広く刈り払われているが、刈り払らったササが足下を覆っているので下山は注意が必要と思いながら登る。 周辺の山はガスで覆われているが、回りはネマガリダケの中にブナの木が目立つ。 稜線は檜山と渡島の境界線になっていて、左手下には七ツ沼も見えたりする。 緩やかにアップダウンを繰り返し、最後の一登りで二等三角点の七ツ岳頂上。 ガスの中展望は利かない。山頂には国土地理院設置の二等三角点と 御料局三角点(御料局は皇室の所有地を管理する部署で1885年に設置され、1908年に帝室林野管理局に改称された。 旧御料局が所有する御料地に設置したものが御料局三角点です) が設置されていた。

下りは刈り払われたササが路を覆い歩きずらい。 途中でスコール状の雨が2〜3分, 急いで雨具を着るもかなり濡れてしまう。 帰路は懸念していたパンクで、車体下部に格納されているタイヤの外し方が解らず、 マニュアルを見ながらの作業で、印象に残る山であった。

第一駐車場脇の登山口 コース案内図 七ツ岳大沼
稜線から七ツ岳大沼 御料局三角点 国土地理院三角点

頂上