定山渓から小樽市朝里に抜ける小樽定山渓線を挟んで札幌国際スキー場の向かい側に位置する山である。
小舎上の山名は、この山がヘルベチアヒュッテから見て朝里峠沢川の川上に位置することを意味する小舎上と言う
三等三角点名が一般的に山名としてもそう呼ばれるようになったもの。
定山渓から小樽市朝里に抜ける小樽定山渓線で札幌国際スキー場の2km程手前の春香山やつげ山への
登山口となる小樽内川奥林道入口の除雪されたスペースに駐車する。
固まった雪の上に2〜3日前に降った新雪が10cm以上載っていて歩きずらく今日はスキーにする。
駐車場所よりすぐ後ろ側の2mほどの高みに登り、左手に道路を走る車を見ながら暫くは道路と平行して歩くと
やがて急斜面が前方に現れる。この急斜面を登り、コブの頂上を巻きながら進むと平坦な地形となる。
ここから左方向に進むと751mピーク、右方向に進むと小舎上山だ。
左手には751mのピーク手前の純白のたおやかな斜面が新雪をかぶり眩しく輝いている、その奥には枝越しに
ピークが際だっている。登ってみたい誘惑に駆られ立ち寄ってみたが、
展望はあまり良くない。頂上からは対岸にヒクタ峰や国際スキー場が枝越しに見える。
751mピークからすぐ側に見えているこんもりとした山容の小舎上山頂上を目指す。
やはり三等でも三角点だけのことはある、先程の751mピークより展望は利く。札幌国際スキー場が真正面に、
ゴンドラや滑っている人までが良く見え、
アナウンスも聞こえてくる。スキー場の背後には朝里岳から白井岳に続く山並みが
白く輝いている。目を転ずると遠くに手稲山のアンテナ群が一寸だけ顔を覗かせている。
|