庚申草山 こうしんそうやま 918m 2009/4/9 天候: 登り: 1時間40分 下り: 1時間20分

中山峠の側、無意根大橋の上にある山。庚申草山と言う変わった山名は三等三角点名の 庚申草が山名としてそのまま一般的に使われているもので、 絶滅危惧類に指定されていて 食虫植物でもある庚申草が咲いていたことに依るのであろうか。

中山峠から登ると駐車場所の心配もないので 峠から登る。コースは峠と山頂を結ぶ直線で登ることにする。 926mコブの左斜面を巻きながら979mと925mの コルを目指す。コルから山頂目掛けて真っ直ぐに進む。

殆どが緩斜面のトラーバスで、急な登りはコルからの下りと山頂が近づいたころの20〜30mだけである。 見通しは利かずダケカンバ林の中を地図を頼りに歩く感じのコースである。

無意根大橋から庚申草山


次第に高度を上げ910m等高線に沿ってコルを目指す。 時折、左手には枝越しに羊蹄山、 喜茂別岳、並河岳、無意根山などが見えるが、 進行方向は一面のダケカンバでなにも見えない。 やがて左側の視界も閉ざされ周囲の見通しが利かなくなるがコル付近まで来ると、 コルの下り際からは向かい側に庚申草山が頭を覗かせている。

コルから20〜30mほどの急な下りで針葉樹林の中に入るとまた視界は利かなくなり、 緩い登りが始まると間もなく大きな岩が見えてくる。無意根大橋から見る庚申草山は山の様相を整えているが、 こちら側からは平坦地の端にポコンと出たコブのような感じだ。 大きな岩から奥の三角点あるところまで頂上稜線を形成している。稜線に上がり奥の頂上三角点まで進んで一休み。

喜茂別岳から無意根山への山並み、遠くに余市岳や朝里岳、白井岳。右に目を転ずると定山渓天狗岳やヒクタ峰。 そして札幌岳や狭薄岳などがよく見える。眼下には無意根大橋を走る車がミニカーのようだ。 帰りがけに反対側の岩の上から無意根大橋を眺めながら、2台の車で来て帰りはここから 真っ直ぐに大橋目掛けて下ると随分と早く下れるだろうと思ったりした。

左手に羊蹄山 左手に中岳 コルから見る庚申草山
コルから針葉樹林帯の中を頂上目指して 大きな岩 頂上稜線




頂上から見るコル付近 ルート図


中山峠 9:00 →庚申草山(着)10:40 ・庚申草山(発)11:20→中山峠12:40