洞爺湖の北側に位置する三等三角点の無名峰で点名が本貫気別の山で、この山のすぐ北側に貫気別山がある。
本貫気別の点名は貫気別山と橇負山の間のルスツリゾート付近に源流があるポンヌキベツ川(ポンヌッケペツ=小さい濁り川=濁り川の支流)に因るものであろうか。
ポンヌキベツ川の水源あたりは太平洋側にそそぐ貫気別川水系と日本海側にそそぐ尻別川水系の分水嶺になっている。
230号線で中山峠より洞爺湖方面へ向かい、ルスツリゾートを過ぎ、貫気別川を渡って大きくカーブした先で直線に走るようになった大原地区より左に分岐する道路に入る。
300mほど進むと妙見神社の鳥居が見えてくるので、神社の付近の道路脇を少し除雪して駐車し頂上より東に派生する尾根を登る。
反対側の富岡地区から登ると一寸短いようだが、除雪状況も解らず、2時間足らずのコースなので一寸長い距離のこのコースを登る。
暫く登ると右手下に四角い貯水池が見えてくる。頂上手前のコブが近くなった頃から右手樹幹越しに洞爺湖が見え出し、コブの先から一登りで頂上。
東西に長い頂稜の東端に三角点はあるが、洞爺湖から昭和新山、有珠岳などの展望が利く西側で昼食を摂っていると、
丁度正午を知らせるメロデーが聞こえてきた。
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