ヒクタ峰 | ひくたみね | 1083m | 2009/02/26 | 天候: | 風雪・晴間もあり | 登り: | 4時間07分 | 下り: | 1時間45分 |
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ヒクタ峰は白井岳から定山渓天狗岳へ伸びる尾根上の山。山名の由来はヒクタ沢(白井小屋出合への沢) の源頭に
この山が位置することに依り、ヒクタは人名ではないかと言われている。
定山渓から朝里を結ぶ小樽・定山渓線で、四ツ峰トンネルを過ぎて1.8km程進んだ地点で道路が小樽内川の右岸を走る僅かな区間があり、 右にサイロ型の水位雨量観測所がある。 この建物の道路を挟んで反対側にある滑沢林道が入山口となる。 地図では、399m標高点の先で橋を渡ったすぐ左側。 4〜5台位駐車できるスペースが除雪されていた。 滑沢林道の滑沢川を渡ったあたりから右側の急斜面に取り付き、尾根通しに高度を上げる。 登り始めて30分程で林道が尾根上を横切っているところを通過する。872.9m標高点はトラーバスして通過しようと考えていたが、 条件が悪く忠実に尾根筋を辿る。ヒクタ峰への最後の斜面は広く下りには格好の斜面である。 生憎の悪天候で見通しは悪いが、時折西側には定天のV峰がうっすらと見え隠れしている。 |
サイロ型の水位雨量観測所 | 滑沢林道入口 8:30分 | 林道と出合う 8:57分 |
ヒクタ峰 11:54分 | ヒクタ峰の先 11:56分 | 南峰(V峰) |
V(南)峰への途中のスノーブリッジ | V(南)岩峰頂上 12:37分 | V(南)岩峰よりU峰・頂上方向 |
頂上(1083m標高点)先の細い尾根の向こうに,ここより高そうに見える岩峰が見える。
1083m標高点からはつぼ足で進むが足元には何が隠れているか解らない。時折ぬかるので注意して進む。 U峰の基部を回り込み、もっと高そうなV(南)峰を目指す。V(南)峰は2つの岩峰から成っており奥の方が 高そうなので前の岩峰を右側から巻いて小鞍部に出る。 この先の岩峰との間に1.5m位の間隙があり、深そうで底は見えない。 落ちたら上がってこれないであろう。対岸は雪で高くなっているので飛び越せない。 スノーブリッジも崩れるかも知れない。安全の為、木の根本にロープを固定して自己確保しながらスノーブリッジを渡り、ルンゼ状のところを登るが足元が崩れて登りずらい。 雪稜が顔の前になったので雪を払うと雪壁の向こうはスパット切れ落ちた反対斜面が眼下に見える。 そこからV峰トップまで急斜面が4〜5m続く。 V峰頂上は雪面の先端に岩塊が2つ顔をだしている。 靴先だけが引っかかる程の先の尖ったこの岩塊が最高点なのであろう、 手で触って登ったことにする。 下りは872.9mの右側をトラーバスし、途中の林道の合流点からは林道を下ったが、林道はかなり逆走してから沢底を 入り口に向かっており、傾斜が緩くスキーも滑らず、真っ直ぐに下ると少しは楽できたのではないか。 |