富士形山は新十津川町にある山で増毛山地南東に位置する。山名は山容によるものと思われる。
吉野方面からの姿が富士山らしい。
国道451号線で浜益方面へ向かい、南幌加で国道が大きくカーブする地点で国道を離れ、すぐに橋を渡り
徳富川沿いに林道を4.3Km程進む。目指す林道はそこから右折し北方向に直ぐ伸びている。
ダムの建設工事中で林道は広く除雪され、林道の分岐地点も車の回転場所となっているようで、
入り口付近は広く除雪されている。邪魔にならいにように奥に車を止める。
正面に富士形山を見ながら北方向へ伸びる林道を進む。雪は深くはないが重く思うように進まない。
林道は正面の小隆起を緩やかに登り、峠まで来ると正面に富士形山がドッシリと構えて良く見える。
ここから緩く下り、ルークシュベツ川の橋を渡った地点で林道から離れ、疎林の北斜面に入る。
小隆起が複雑に入り組んだ緩斜面を進むと鬱蒼たるドドマツ林に入る。
今年は雪が少なく障害物も完全に雪の下ではない。密生しているトドマツから落ちた雪が凹凸となっていて
歩きずらい。トドマツ林の中の小さな凹凸や倒木を避けながら進むと
自然と進路がズレ、平坦地を歩いているような感じがして、目的の北方向から逸れていないか途中で磁石で進路を確認する。
林道を横切ったあたりからだんだん傾斜が強くなる。高圧線を過ぎた頃から明るい疎林の緩斜面が頂上付近まで続く。
山頂部は台地状になっていて、頂上は小高い盛り上がりとなっている。
頂上に着いたころは高曇り状態であまり展望は得られなかった。
|