湯内岳 ゆないだけ 645m 2010/1/31 天候: 登り: 2時間30分 下り: 1時間


余市町内より湯内岳
古平町と余市町の町境にある低山。 山名はこの山が湯内川の源流に位置することに依る。
湯内はアイヌ語で(ユ・ナイ=温泉・川)。

雷電国道 229号の余市町沢町から山側に入り、除雪されている最奥 から登る予定で来た。果樹園の側を抜け、梅川を渡ってすぐ左折して、梅川左岸の林道を進むと最奥人家の先まで除雪されていて、林道ゲート前まで車で来ることができた。

林道を辿り沢が右へ大きく曲がるあたりから沢を離れ、左手の尾根に取り付く。水音が聞こえていたが、川辺にくるとやはり川表が出ている。スノーブリッジを探し、対岸の急斜面を登る。尾根の上に出ると尾根筋にも林道がある。暫くはこの林道を辿るが尾根上はブッシュも無くスッキリしていて気持がいい。 左手の沢からは銃声が聞こえてくる。2連発だ、外したのか又2連発が、銃声は近く気持ちが穏やかならず、自然と歩調も早まる。標高350m付近で林道と別れて右手に目指す湯内岳を見ながら尾根筋を辿るとその内に湯内岳が正面に見えるようになり、湯内岳下部の広場に到着。

樹木が無い純白の急斜面の上に平坦な頂上台地が拡がっている。 449標高点から山頂へ。途中、湯内岳裾を横切っている大きな林道にぶつかるが、林道は除雪されていた。林道側面はガチガチに固まった1.5mほどの垂直の雪面となっておりスキーをつけたままの登りには緊張した。 急斜面をジグを切りながら登る。平坦な頂上台地には樹齢を重ねた大木が見受けられる。山頂は平坦で樹木に囲まれ展望が利かないのでなにか物足りない感じだ。下りは早めに沢筋に下る予定なので沢筋の小隆起を考えてシールをつけたままの下降となったが、雪が重く緩斜面は滑らない。

駐車地点からの林道 尾根上の林道 350m付近
右手より頂上台地へ 急斜面の登りから余市の街並みとシリパ山 頂上