社満射岳・竹の子山 しゃまんしゃだけ・たけのこやま 1,063m・1,039 2010/04/17

社満射岳は富良野町と占冠村の境にある一等三角点の山で、 北麓には「かなやま湖」がある。 社満射岳の山名は誤った山名が既成化したもので、正しくは 杜満射岳(トマンシャダケ)で一等三角点名も杜満射岳 となっている。 また古い資料ではトマムシャウンヌプリとなっており 【杜】が【社】と書き間違えられてシャマンシャ岳になったようである。アイヌ語のトマムシャウンヌプリは(湿地の前にある山) を意味すると言う。

幾寅より南下して内藤の沢川に沿った零号道路に入り、 車でゲートまで入ることができた。 ゲートから林道を離れ緩やかな樹林帯を進むと北東尾根末端 に辿り着く。大きな針葉樹が目立つ混交樹林帯を登り 650mを越えたあたりから急に傾斜がきつくなる。 竹の子山山頂近くなると尾根も細くなり、ストックが刺さらない ところもある。 アイスバーンが雪の下に隠れている所もあるようだ。 吹き曝しではアイスバーンが顔を見せているところもある。 沢筋には亀裂も見える。下りも往路を辿るのが安全なようだ。 細い尾根の先は平坦な山頂を持つ竹の子山であった。

社満射岳へは地形図には表示されない小さなコブがあるので、 尾根の背を辿らず、南側斜面を巻き気味に登る。 平坦な尾根筋の 西端が社満射岳頂上であった。 視下にはまだ冬の佇まいを見せる「かなやま湖」 とその奥には芦別山塊が 、 180度視線を転ずるとトマム山や落合岳が間近に見える。

竹の子山(左)と社満射岳(右奥) 650mあたりから傾斜も急になる
斜面の右手に社満社岳が見えてくる 竹の子山より北東尾根方向 竹の子山から社満射岳

社満社岳頂上よりかなやな湖 社満社岳頂上より竹の子山



ゲート 8:20 竹の子山 10:20 社満射岳 10:50 社満射岳発 11:20 ゲート 12:50
登り : 2時間30分 下り 1時間30分