余市町と赤井川村の境にある山。 【登】集落を流れる登川の水源にあることに依る山名
で背丈が70mほど 高い山を大登山、低いほうを小登山とした。【登】はアイヌ語の
ニ・ホルカ(木・後戻りする=満潮時に海水が登川に逆流して 流木が上流へ押し戻される)に依る。
道道753号線(登余市停車場線)を南進し、左手に登小学校を過ごした先で道路が少し曲がっていて、
正面に登神社が見えてくる。登神社前の三叉路を左折し「プロバンスの丘」へ向かう。
左折すると道路は極端に細くなり除雪の終点が「プロバンスの丘」(ログハウス付分譲別荘地で何軒が入居して
いる様子)であった。標高145mの除雪最終地点に駐車させていただく。
今日は西高東低の典型的な冬型気圧配置で悪天候を覚悟で出かけてきたが意外に穏やかな天候だ。
駐車地点より233m標高点のある丘からは余市の街並みやシリパ山が印象的だ。この丘の右側を巻いて先のコルへ出る。
右側を巻くと広く張り出した尾根を半周する格好になり距離も長いので左側を巻くと良かったのであろうか。
地図を見ないで行動してしまった。
この先もコブが幾つかあるので登り返しを避けて 尾根の右斜面をトラーバスしながら進む。
ガリガリの雪面に5〜6cm程雪の乗った斜面のトラーバスは横滑りしたり、灌木の枝が邪魔して
歩き難い。 帰りはトラーバスで下るとして、登りは多少の登り返しがあってもと370mあたりで尾根の背にでる。
尾根筋には地形図に点線で表示されている作業道があり灌木の枝の邪魔もなく気持ちの良い稜線歩きだ。
目の前に小登山が、左手には大登山が姿を現す。この頃より小雪がチラつきだす。
440mで林道を横切り、ひと登りで樹木も無く、丸みを帯びた小高い頂上。平坦な頂上稜線の先にある頂上からは晴れていると展望は抜群なので
あろうが元服山や大黒山が見えるものの、 遠くはガスで見えない。大登方面は完全にガスっている。
小登山に登ったので隣の大登山も同じ山かと、大登山には登る気が起こらなかった。
帰路は何回か枝に帽子を取られる下りであった。
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