熊見山と1327.9mの無名峰(熊越山)は日勝峠の上にある山で、
1327.9mの無名峰(熊越山)は労山の人達が某熊見山と呼んだことにより、
労山熊見山とも言われている。
国道274号線を日高側から日勝峠へ向かい、 「三国の沢覆道」入口手前右手に駐車し、
そこから登る予定で来たが 道路から見る限りでは斜面にササが顔を出していて今の時期はスンナリ登れそうにないので、その先に進んで「三国の沢覆道」を過ぎ、
日勝トンネル手前左側の日勝園地入口に駐車する。 こちら側からだと距離は長くなるものの雪はまだ残っているので、
日勝峠園地(展望台)を見てから尾根伝いに熊見山・1327.9m峰(熊越山)
と歩くことにする。
駐車地点の先には旧国道のトンネル入口の擁壁が雪の下に見えている。
真っ直ぐに峠を目指す。 目の前には1327.9m峰(熊越山)が大きく見えてくるが、直線距離だと近そうだが、 尾根は大きく湾曲して連なっているので尾根伝いの距離はかなりありそうだ。
(実際には直線距離で:約2.5km 尾根伝いで:約4.5km) 峠には展望台や案内板が設置されていた。峠(1106m)より、1199m・1150m・と幾つかのコブを越え日高側に雪庇の発達した尾根筋を辿り熊見山(1175m)を目指す。 眼下には国道を走る車も見えている。 途中のコブを巻いてショートカットしようとしたが稜線直下の斜面はササやハイマツが
顔を出していて、素直に稜線を辿らなければならない。
熊見山から1327.9m峰(熊越山)へは一旦コルまで下り一気に登る斜面が良く
見えている。
熊越山の頂上が近くなった頃時計を見ると熊見山から丁度30分かかっていた。
あと4〜5分はかかりそうだ。熊越山の頂上から眺める熊見山はここより低い平坦な山に見える。
この1327.9mの無名峰(熊越山)には三等三角点があり点名は熊見山
となっているので、
隣りの平坦な山に熊見山の山名が付いているのも不自然な気がする。
大正4年に三角点が設置された当時この山は熊越山と呼ばれていた。
(三等三角点点名・熊見山の「点の記」には俗称「熊越山」と記載されている)
熊見山より立派に見え熊見山の点名を持つこの山を「熊越山」と本来の呼び名に戻したい状況である。
下りは今来た尾根を辿るのも時間がかかりそうなので 山腹を巻いて駐車地点を目指す積もりで斜面の残雪状況を目で追い通過地点を確認する。
コルから斜面を巻いて駐車地点を目指す。
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