岩子岳(八雲) いわこだけ 802m 2010/3/29 登り: 3時間30分 下り: 2時間40分


岩子岳は熊石町と八雲町の境にあり、八雲町から277号線で熊石方面へ向かう途中で雲石峠を挟んで雄鉾岳と対峙する山。 岩子岳は鋭い岩山の様相を見せており、 山名はその山容に依るものであろうか。

ルートは岩子岳,東の610mコブから 南東に延びる尾根を登る。 ピリカベツトンネルを抜けたすぐ先のピリカベツ橋の側にある 駐車帯から380m標高点を目指す。
岩子岳
尾根に乗ると雄鉾岳が見えてくる 610mコブからペンケ岳へ続く岩峰 610mコブから岩子岳

岩子岳が近づく 頂上から雄鉾岳 頂上からペンケ岳
登ってきた尾根 頂上から日本海

出発は11時になってしまった。 15時になったら帰路に就く予定で出発。 駐車帯から、尾根末端に取り付く。 尾根上に出るとおぼこ荘のTV受像用のアンテナがあった。国道から見える尾根の南斜面は 急斜面となっているものの北側は比較的緩やかな斜面のようである。 610mコブまではなだらかな部分もあるがヤセ尾根が主体で、 幾つかのアップダウウンを繰り返し、 610mコブの手前まで来ると、岩子岳頂上の急斜面から610mへ繋がる尾根が見えてくる。 雪も締まってきたのでカンジキを 外し、ツボ足に切り替える。

610mコブまで登ると正面に迫力のある岩峰からペンケ岳へと続く尾根が眼前に迫ってくる。 ここから一旦コルまで下り、 手前のコブを越えると、 最後の急斜面の登りに入る。この急斜面は 右手の木立の中を登る。途中2箇所ほど雪面に巾50〜60cm くらいの亀裂が入っている箇所があり跨いで渡る。午後の気温で 雪も表面が柔らかくなってきており蹴り込むとステップを確保できるので アイゼンも必要ない。 頂上手前40〜50m程で稜線上に出ると 雪庇の発達した細い稜線となる。 昨日のものであろうか アイゼンの跡が雪庇上に残っている。 随分と呑気な人もいるものだ。 雪庇には乗らず反対斜面を渡り頂上へ。15時のタイムリミットに30分を残して頂上につくことができた。

最後の急斜面がアイスバーンであればアイゼン は必要であったのであろうが、午後の気温が上がった時に 登ったこともあり、遠望する厳しい山容とは裏腹に気楽に登れる ルートであった。雪崩の危険性が少ない午前中の気温が低い時間帯 に登るべきであった。

西には日本海、東隣りのペンケ岳。南には雄鉾岳や元小屋岳が良く見えている。

駐車帯 :11:00 610mコブ 13:30 頂上 14:30 駐車帯 17:10