濃昼岳 ごきびるだけ 621m 2010/4/12 天候: 登り: 2時間50分 下り: 1時間

濃昼岳は厚田村と浜益村の境にある山。濃昼岳の 山名はこの山が濃昼川の水源に位置することに依る。 濃昼(ゴキビル)はアイヌ語で @ポク・ウン・ビリ=下・にある・うず流、 Aポキンビリ=山の陰、 Bボキビル=滝に水が落ちて沸騰する、 等の解がある。 また濃昼地区付近には濃昼と安瀬(ヤソスケ)地区を結ぶ 濃昼山道がある。濃昼山道は安政4(1857)年に拓かれ 100年以上も利用されていたが、 1971年に国道273号線の開通により以降利用される ことなく忘れ去られていたが近年整備され開通した。

国道231号線が濃昼でヘアピンカーブを描く袂から林道に入る。 林道は除雪はされていなく、入口から歩くことになる。 林道を3kmほど進むと林道分岐に辿り着く。すぐ正面の尾根に 取り付くが標高差250m程の急登を40分あまり登ると550m のコブである。このコブは頂上には上がらず稜線が近づいたら 左へ巻いてコルを目指す。 ここからは緩やかな疎林の中を広く平らな頂上に向かう。 頂上台地には樹木が殆ど無いので 浜益岳、群別岳、南暑寒岳やその前に独特な山容の黄金山や 均整のとれた円錐峰など周辺の山々の展望が素晴らしい。 下りは550mのコブまでは快適に滑れたが、その先林道までの 急斜面の下降は樹木が密で、雪の上には折れた枝が散在して 進路妨害している滑り難い斜面であった。 分岐からは下り一方で登りに1時間30分を要した林道を25分位 で駐車地点に戻ることができた。

濃昼岳 林道入口 林道分岐(尾根取り付き地点)
550mコブ 頂上から暑寒別の山々が