支笏カルデラを囲む外輪山の一山で、山麓には浸食が進んだ狭く深い峡谷がいくつかあり、
そのひとつに苔の洞門がある。山名はアイヌ語の「フップ・ウシ・ヌプリ」(トドマツの多い山)に依る。
北尾根コースは大沢の向かって右隣りに湖岸から山頂へ向けて一直線に伸びるコースで、
アクセスは湖岸をモーラップを過ぎて、苔の洞門に向けて走り、「樽前橋」「紋別橋」を過ぎ、
「大沢橋」の先で 左斜めに延びている林道を、約100mほど登ったところに駐車スペースがあり、
ここが登山口となっている。
道はよく整備されていて歩きやすい。12〜13分程林道を進み、林道の右屈曲点より林道から離れ、登山道へ入る。
鬱蒼とした樹林帯の中を進み3合目まで来ると、樹林の間から支笏湖が見えてくる。
5合目あたりから視界が広がり眼下に支笏湖が見えるようになり、
緩やかな登りも5合目を過ぎるあたりから傾斜がきつくなる。
8合目を過ぎると傾斜は更にきつくなり岩塊を乗り越えたりする場面もでてくる。
数カ所のそのような場所にはロープが張ってあり,
ここを過ぎると頂上も近い。
頂上からは眼前に樽前山が大きく拡がっている。恵庭岳をバックにした支笏湖も眼下に拡がる。
|