銭函天狗山 ぜにばこてんぐやま 536m 登り : 1:00 下り : 0:50

国道5号線の星置付近を走っていると、頂上直下に岩肌の露出した、通称「銭天」と呼ばれている銭函天狗山が良く見える。 東面には岩壁がありロッククライミングのゲレンデとなっている、三等三角点 点名:「天狗山 」の山。 星置川側から銭函川側に抜ける林道が山頂近くを通っていて、この林道を利用した金山コース(星置川沿いの林道から) ・桂岡コース(銭函川沿いの林道から)もあるが、林道は一般車通行止めなので、両コース共に長い林道歩きとなる。

緑花会コ−スは国道5号線から銭函インター方向へ向かい、 緑花会の看板で山側へ入る。高速道路の下をくぐってすぐに山側へ曲り、 緑花会の前を通り過ぎた 先に登山口がある。登山口から、よく整備された路を10分ほど進むと札幌山岳会所有の銭天山荘がある。 山荘から先は沢沿いに登山路が続く。 所々にぬかるんだ所もあり、足元に注意を払いながら歩かなければならない。 まもなく、沢地形から急斜面を一気に登り詰めて尾根に出ると、正面には石狩湾の海岸線や遠く対岸の増毛連山が、 眼下には銭函の街並みが見えてくる。

目の前にはアンテナが立ち並ぶ手稲山から奥手稲山・春香山へと続き、眼下にはゴルフ場のグリーンが鮮やかだ。  ここから頂上までは尾根筋を辿り、標高差250mを 一気に登る急登となる。 周りの木の枝に掴まったりしながら高度を稼いで行くと、 ゴツゴツとした岩の道となり。 やがて、肩と呼ばれる岩壁の基部に到着。その岩壁を巻いて林の道は頂上へと続く。 頂上からは奥手稲山から手稲山への山の連なり、そして札幌の中心部は尾根の陰になり見えないものの、 札幌の北西部や、 緩くカーブした石狩の海岸線 、遠くに増毛連山や大雪山、十勝連峰などが見える。

銭函天狗山 歩き出してすぐに枯れ沢を渡る 銭天山荘

頂上から眼下に石狩湾をみる 銭函天狗岳下部より(冬)


頂上から見える山並み