毒矢峰 | ぶしやみね・どくやみね |
885.4m |
2008/03/08 |
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毒矢峰は定山渓から豊羽鉱山方面へ進み、途中の白井二股(白井川と右股川の出合)より、 右股川に沿って 進んだ左股川との出合にあり、
三等三角点 点名「毒矢峰」(ブシヤミネ)の山。この変わった山名はアイヌの人達がこの山で仕掛け弓を架けた処であったことに依るようである。
大正2年に埋標された三角点名から(ブシヤミネ)と読むのが当然のようであるが、三省堂の「日本山名事典」では「どくやみね」となっている。
点の記には「定山渓より白井川の上流約3里なる大二股を右に入り、 遡行約20丁にて二股ある処より北方に登山漸次崖伝ひに約1丁半にて達す」とある。 戦前に発行された国土地理院の地図には毒矢峰の記載はないが、 昭和48年発行の札幌営林局の地図には毒矢峰の記載が見られる。その後,国土地理院の地図にもこの山名が見られるようになった。 |
頂上手前 | 頂上から定天 |
頂上より朝里岳方面 | 登り口の小屋 |
定山渓から「豊羽鉱山」に向かう道道894号線を走り白井川と右股川の分岐となる
白井二 股の小さなログハウスが建っている所に駐車する。ここは「定山渓天狗岳」や
「余市岳」などの登山口にもなっっている。ここから、右股川に沿った林道を進む。今日は雪も締まって歩きやすい。
上の二股(右股川と左俣川の出合)付近より急な斜面に取り付く。
傾斜がきつい上にブッシュも多く登りづらい斜面も668mを過ぎるあたりからブッシュも気にならなくなってくる。
頂上手前のコルまでくると樹間越しに頂上が見えてくる。頂上からの展望は樹間越しに無意根山、余市岳、朝里岳、白井岳、定天と
周りを取り囲む山々や遠くは羊蹄山も見えている。
今日は登山者を見かけないが、カンジキで急斜面をまっすぐにかなり多くの人が登った跡が残っている。 カンジキの跡ならつぼ足でも登れそうだ。斜面が急なのでワカンも用意したが結局スキーで頂上まで登ってしまった。 やはりスキーのほうが良かったようだ。 頂上手前からは滑降に格好の斜面が続く,意外と良い山であった。 |