小白山・札幌 こしろやま 893m 登り: 3時間20分 下り: 1時間

無意根山から東に派生した尾根の末端付近にある三等三角点の山。山名は白水川と小川に挟まれた尾根上にあることから、 両川の頭文字を取ったもの。

定山渓から国道230号で中山峠方向へ4q程のところ、 宝来橋手前,クマ牧場の向かいの無意根山夏路登山口への林道入り口に車を止める。 宝来沢を進み、
宝来小屋のあたりから沢を渡り、798mコブから北西に伸びる尾根を目指す。
林道を外れ沢へ向けてほんのチョット下降して沢を渡ると地図には表示されていない小沢や小さな起伏を超えて798mコブからの尾根末端を目指す。798mコブからの尾根の登りとなる。一見するとかなりの急傾斜と思えた斜面も、短いジグを切りながら登ってみると意外に高度を稼げる。尾根に取り付いて間もなく、右下には木々の間から宝来沼の白い雪面が見えるようになる。 登り過ぎないように798mコブを巻いて尾根を進む。稜線上の細いダケカンバの中を抜け、次のコブの南側を巻いて進むと、疎林帯となり真っ白な斜面が広がる。尾根は細くなり、南側に張り出す雪庇がうるさい。風で起伏の出来た稜線は歩きづらく、アップダウンを繰り返しながら進む。尾根が再び広くなって針葉樹の大樹やダケカンバの疎林が続く広い、たおやかな稜線を辿り頂上。 頂上からは近くに定山渓天狗岳や百松沢山などが見える。

帰路は往路は辿らず、頂上から西にルートを採り、宝来小屋から更に伸びる林道が宝来小屋の先でカーブするガケ記号の辺りを目指し下降開始。林道に出会ってからは素直に林道を辿って登山口へ。

登りはじめ 雪に埋もれた宝来小屋 頂上直下
頂上より定天(定山渓天狗岳) 頂上