登別市と白老町の境に位置するオロフレ山と峰続きの三等三角点の山で三角点名が加車山(かしゃざん)。三省堂の日本山名辞典では(かしゃやま)
となっている山でオロフレ山、来馬岳、徳舜瞥山、ホロホロ山の展望台。
アイヌ語名はサマッキヌプリ(横たわっている山)。加車山の山名由来は,「山の形が傘に似ていて雲が掛かると雨が降る」と言い伝えられていたので、
山麓のカルルス温泉を発展させた日野久橘が「傘山」と命名したと言われている。この傘山の訛化で「かしゃやま」となった。
登別からオロフレ峠へ向かう道路の標高660m付近から登り出す。路肩が広く除雪されていて路肩に駐車できた。
法面の急斜面を登り、トラーバス気味に緩やかに高度を上げながら713mコルを目指す。登り始めてすぐに連続した2つ小さな沢形を越えると
後は樹林の中を進む。コルから大きなダケカンバが見られる稜線を、左手に徳舜瞥からホロホロへ続く山並を見ながら登る。
800mあたりから傾斜も増し850mで頂上稜線の一角につくと急になだらかとなり、500m程のなだらかな頂上台地稜漫歩で最高点に到着。
頂上からは眼下に倶多楽湖が神秘的な佇まいを見せている。 雪の締まった春先にツボ足で登ったのでスキーだと時間は短縮されると思われる。 |