比較的なだらかな山容の大雪山系では珍しく,急峻な痩尾根を持つ鋭く切り立った山。2000mを越える山では国内最北に位置する。
山麓の愛別町による山名で、アイ・ペツはアイヌ語で矢・川を意味し、矢のように早く流れる川 又は、
酋長が崖から川に転落し、戦いに敗れ、矢を流した川ともいわれている。
この山を目指して登るというよりは、むしろ、北鎮岳方面からの、又は、北鎮岳方面への、縦走途中に登られるケースが多い。
愛山渓温泉が登山口で広い駐車場がある。 愛山渓温泉からイズミノ沢沿いの林の奥に延びている林道をゆく。
ゲートを過ぎまもなく永山岳方面と松仙園方面への分岐となる。
左の登山路に入り沢沿いの路を行き、33曲コースを右に分け、幾つかの滝を見ながら、沢沿いの路は「村雨の滝」を高巻くと、
緩やかな流れを対岸に渡り、永山岳の登りとなる。少し登ると「沼の平分岐」で右は沼の平方面である。
急な登りもお花畑を見るようになると「銀明水」も近い。「銀明水」からは永山岳とその奥に三角形の国立峰が見える。
永山岳の頂上が近づくにつれ傾斜はきつくなる。ジグを切って最後急斜面を登り切ると岩礫に囲まれた永山岳山頂到着。
永山岳(2,046m 山名は屯田兵司令官 永山 武四郎に因む。
永山は薩摩閥の屯田兵本部長・少将、1988年の黒田清隆内閣で道庁長官) |